第2668回 例会 「基本的教育と識字率向上について」

担当:クラブ研修リーダー 山本淳一君

「識字率向上月間」は昨年度までは3月でしたが、ロータリ一戦略計画により2012年よりRIは「基本的教育と識字率向上」として人道的奉仕の6つの重点分野である「平和と紛争予防/紛争解決」、「疾病予防と治療」、「水と衛生」、「母子の健康」、「経済と地域社会の発展」に位置付けられ、9月がその月間になりました。

現在、全世界で6億7700万人も読み書きができません。全世界で7500万人の子供が教育を受けていません(そのうち4100万人は少女です)
それではロータリーとしてどのように取り組めばよいのか、出来ることは何なのか。ロータリーの友より抜粋したいくつかの実例を挙げてみたいと思います。

・ネパールに学校(所沢RC)
1995年~ 2001年、日本ユネスコ協会に資金寄付。2002年よりさいたまユネスコ教会に協力。2008年までに6校の校舎建設。2003年から3年間、延べ300年に奨学金授与。

・ネパールにコミュニティセンター(東京成城RC)
女性の識字と保健教育を目的としたコミュニティセンター建設。

・ベトナムに絵本(山口南RC)
米山奨学生として来た時、日本の文化や人々を知った。その中で質の高い絵本を母国の子供たちにも。と、山口に住むベトナム人10人と日本のボランティアの協力でベトナム語に翻訳し送り続ける。

・ボリビアに寺子屋(不破の関RC)
ユネスコ世界寺子屋運動に、岐阜県ユネスコ協会を通じて寄付(ロータリーの友に紹介された大宮RCの記事の縁)。自治会の協力を得て書き損じハガキの回収で総額400万円近くになった。

・ネパールやフィリピンに鉛筆1万本運動(鳥栖RC)
9年目の運動に、一時期中止の声もあったが、文具収集箱への子供達の熱意に支えられた事と、文具の購入もできない子供達がたくさんいることに何とか支援をしたいとの主旨に基づき続いた活動である。

・ベトナムに奨学金(岐阜サンリバーRC)
学校に行きたくも行けない子供達がたくさんいる。学校も壊れかかったものがある。クラブで識字率向上を目的に「国際協力基金箱」設置。毎月第一例会に一人1000円を募金してもらい、約370人分の授業料の一部負担、
その他の支援が行われた。

・フィリピンにシャープペンシル(吉川RC)
・タイの小学校 食堂をリニューアル、図書寄贈(金沢みなとRC)
・ラオス5小学校に机と椅子(千葉港RC)
・アフリカギニアの小学生 ランドセル贈(熊本西綾RC)
・ネパールに学校(東京武蔵村山RC)

 

 

クラブ会報・IT委員会 2015年 9月 01日 火曜日 | | 例会