第2806回 例会
卓話 「ロータリーの友月間 一隅を照らす」

担当:和田勝美君

「ロータリーの友」の歩み

新しい雑誌の発行が決定

 1952(昭和27)年4月、第60地区の大会が開催されました。同年7月に迎える新年度(1952-53年度)から、日本の地区は、東日本と西日本の2地区に分割されることに決定されていましたので、主催者も参加者も、共に深い感慨をもって臨んだ特別な地区大会でした。この地区大会では、いくつかの問題が話し合われましたが、その一つに、日本の2地区で共通の雑誌を発行するとの決定がありました。これまで共に活動をしてきた日本のロータリアンが、分割されてからも緊密に連絡を取り合い、情報を共有するための機関誌として、企画されたのです。  第1回の準備会は大阪で、当時の星野行則ガバナーと露口四郎氏(共に大阪ロータリークラブ)が幹事役となって、東京、横浜、京都、大阪、神戸の各クラブの代表者が出席して開催されました。

『ロータリーの友』と命名

 新しい雑誌について本格的にいろいろなことが決められたのは、同年8月16日、岐阜市の長良川河畔にあった大竹旅館での会合においてです。1953(昭和28)年1月から、毎月発行すること、価格を50円とするが、広告を取って100円分の内容のある雑誌とすること、名前を『ロータリーの友』とすることなどが決定されました。   また、この会合では、新しい雑誌を縦書きにするか横書きにするかで意見が分かれ、全会員による一般投票を行ったところ、2対1の割合で、横書きが採用されることになりました。

国際ロータリー公式地域雑誌に

  1977年、標準ロータリークラブ定款第10条(現14条)の改定に伴い、公式地域雑誌(現ロータリー地域雑誌)の規定が設けられました。これにより、ロータリアンは、国際ロータリー(RI)の機関誌『The Rotarian』だけでなく、RIが指定した公式地域雑誌を購読することで会員としての義務を果たすことができるようになりました。 『ロータリーの友』は、1979年7月号から1年間の試験期間を経て、1980年7月号からRI公式地域雑誌になりました。公式地域雑誌の要件はいろいろと定められており、また、時代とともに多少変化をしています。 記事についても、毎年度見直し、新しいコーナーを設ける一方で、古いコーナーを中止したりしています。2004年11月号からは、毎月一人ずつのロータリアンを紹介する「風紋」がスタートしました。外部の記者とカメラマンによる取材記事は、それまでになかったことで、ロータリアンやロータリーを客観的に見た記事によって、あらためてロータリーの良さを知る機会にもなっています。その後、クラブを紹介する「手に手 クラブ探訪」、ロータリアンを職業の面から紹介する「この人 この仕事」、「わがまち……そしてロータリー」、「クラブを訪ねて」と、少しずつ形を変えながら、このシリーズは続いています。また、パズル(「パズル de ロータリー」)や本の紹介(「私の一冊」)のコーナーを設け、より親しんでもらえるよう工夫をしています。

 

クラブ会報・IT委員会 2018年 9月 04日 火曜日 | | 例会