第2955回 例会「認証状伝達記念日例会」
担当:森住 等会長
皆様こんばんは。今月から例会も以前のように1時間の枠で開催できるようになり、さらに、今夜のように間隔は空けつつではありますが、皆様と顔を合わせての夜会例会を開催できるようになり、とても嬉しく思います。 さて、ロータリークラブが1905年、ポールハリスを含め4人の仲間たちによってシカゴでスタートしたことはご存じのことと思います、それが、現在165か国以上に広がり、会員も130万人に迫るなど大きく発展してきました。そのロータリーが新しい世紀に入り、さらに安定・成長し、さらに各クラブが進める事業が成果を上げていくために、CLP(クラブリーダーシッププラン)つまり「クラブ活性化計画」が提唱されました。その試案が各クラブで検討されることになったのが、寿永年度でありました。壽永さんが会長になって早速CLP検討委員会を立ち上げ、ちょうどわたしが副会長であったということもあって、委員会のまとめ役をするようにと指示を出されました。
その後約3か月にわたり委員会の中で検討を重ね、11月の最初の例会のなかで、RIが推奨した細則をベースにしたクラブ独自の細則を提案しました。そこで会員の皆様から頂いたご意見を反映させた形で、再度12月の年次総会の席で提案・承認を頂き、次年度の私の年度から正式に厚木クラブの定款・細則となりました。詳細は今年度の事業計画書の巻末をご覧いただければよろしいかと思いますが、次に、RIが推奨した細則にどの部分のどこに手を加えたかをお伝えします。
まず、検討委員会がベースにした推奨細則は、英文であったものを、直訳したように見える箇所が幾つかありましたので、解釈が変わらない範囲で文面がスムーズとなるように修正を致しました。次に、第2条「理事及び役員の選挙」、第8条「委員会の名称と活動内容」及び第12条の「会員選挙の方法」のところでは、それまでクラブとして使用してきた"名称や内容或いは慣例など"を優先し、推奨細則の文面を現状に合わせて変更いたしました。
その中で、特にお伝えしたいことは、推奨細則の第2条「理事及び役員の選挙」の中で、会員の所属する委員会委員は3年同一委員会が望ましいとありました。その一番の根拠として、同じ委員会に複数年所属することで、その委員会への知識も深まると同時に、委員会活動の一貫性が担保されるということかと思います。さらに其の為には、前後3代の会長の連携とある程度の継続した計画が求められる事になりました。
もう1点は、会員より推薦される会員候補者は、当クラブでは会員(推薦者)が予め候補者にロータリーの目的や、会員の義務について説明をし、承諾を頂いた後に、理事会に諮る流れかと思いますが、推奨細則の方では、会員(推薦者)より推薦したい候補者を、まず理事会に推薦し入会が肯定的に判断された時点で、初めてロータリーの目的や義務について役員より説明することになります。
また、厚木クラブでは会員が新会員の入会に一人でも異議を唱えると入会が認められませんが、推奨細則の方では、仮に異議があったとしても理事会において、予め定められている評議によって決することができる。となっています。
最後に、細則は、施行後の4年後になる平成24年の5月に一度改正が行なわれています。その辺等も、確認されると良いでしょう。
以上で、定款・細則の変更にまつわる概要をお話ししましたが、もう十数年前のことですので、差異がありましたら、お許しいただけたら幸いです。
最後に、繰り返しとなりますが、13年前のクラブ活性化計画をクラブとして導入した訳ですから、奉仕団体である厚木ロータリークラブとして、また個人としても何が出来るのか一人ひとりが考える機会を設けられたらと考えます。