第3033回 例会「会員増強月間」
担当:会田義明君講師:前年度三浦RC会員増強委員長 二塚雅則様
前年度三浦RC会員増強委員長 二塚雅則様
まず、私のロータリークラブでの経歴を紹介させていただきます。紹介と言っても2022年度入会、その年の7月から会員増強委員長、2023年度親睦活動委員長の3行しかありません。続いて三浦RC会員の推移を説明させていただきます。1962年に発足し、最盛期には58名いましたが2000年からは40名を切り、2007年からは30名を超えることなく昨年度初めまで20数名でのクラブ運営が続いていました。
次に三浦市の人口の推移です。統計開始後、1995年の5万5千人弱をピークに年々減少し、現在ではついに4万人を切ろうとしています。更に高齢化率も42%と高く、市民の2.4人に1人が65歳以上となっています。状況としては会員増強には非常に厳しい環境でしたが、そんな中、昨年度は新会員数、総会員数は歴代1位で、退会者数も史上初の0名でした。それでは実体験に基づいた会員増強のコツをお話しします。
【会員増強大作戦】
・その1:「はい、わかりました」と言わざるを得ないメンバーの力を借りる。
これは詳しい説明は要らないと思います。皆さんの中にもこういう理由で入会した方がいらっしゃると思います。昭和の時代からの伝統ある入会の勧め方です。
・その2:善意にかこつけて見返りを求める。
どこのロータリークラブも寄付や協賛している団体があると思います。そこに寄付をして、チケットも数十枚購入し、主催者の2名に話を聴こうと卓話にもお呼びしました。その時に入会をお願いし、2名とも入会してくれましたので参考にしてください。
・その3:お祝い事は大チャンス。
メンバーの誕生日会を開き、入会候補者に誕生日プレゼントとして入会申込書を書いて持ってきてくれとお願いしたところ、入会申込書を持ってきてくれたエピソードがあるので、参考にしてはどうでしょうか。
・その4:偶然の出会いに感謝すべし。
突然バッタリ出会った入会候補者に世間話から言葉巧みにロータリーの話、そして入会して一緒に活動しようという話にもっていき入会してもらいましょう。
・その5:お客様は神様です。
ロータリークラブの集まりで使う飲食店でお金を払う時に「ごちそうさまでした」だけではなく「入会してください」の一言も付け足しましょう。お金をもらう時なので、邪険にはできず話は聞いてくれるはずです。
・その6:○○の男。
会員数40人目や50人目、また新記録の人数だからという理由でも入会の後押しになることがあります。
・その7:当たって砕けろ!ダメ元の飛び込み作戦。
一か八かで事業所に飛び込んで入会を勧める手もあります。下手な鉄砲も数撃ちゃ当たるなんて言葉もありますから。やってみる価値はあると思います。
・その8:退会希望者を引き留めるのも1名増強と同じ。
ロータリー活動がつまらないとか人間関係とかが理由であれば全力で引き留めましょう。
・その9:目標をバージョンアップ最後まで諦めない。
実現可能な目標人数を決めて達成したらまた新たな目標を決めてという風に、限界を決めず常にチャレンジするようにしましょう。
・その10:事務局さんへの感謝の心を忘れるべからず。
事務局さんが新会員を登録しなければ正式な会員と認められません。他の仕事も抱えている事務局さんに入会申込書を渡す時、新会員の登録をお願いしますという謙虚な姿勢で渡しましょう。
【増強委員長としての心構え】
・増強はひとりでやらずメンバーと一緒にすること
ひとりでやっても候補者の人数に限界があるし、偏った業界のメンバーになってしまいます。メンバーに協力してもらい、一緒に増強しましょう。
・増強はメンバーに任せず増強委員長がすること
メンバーに入会申込書を渡しこれに書いてもらってきてではなく、候補者へは増強委員長自らが出向いて入会を勧めてください。
・入会申込書やリーフレットは常にもち歩くこと
いつどこで誰と出会うかわからないので、ロータリー活動以外の日でも常に持ち歩いていつでも入会を勧められるようにしておきましょう。
最後に
メンバー全員の力で一人でも多くの会員増強してください。本日はありがとうございました。