第2537回 卓話 ロータリー財団月間「財団月間に因んで」

担当:ロータリー財団委員長 前田賢一君

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講師:地区財団補助金推進委員長 草山弘道様

はじめに

1917年、アーチC,クランフ(RI会長1916~17)が「全世界的な規模で慈善・教育・その他社会奉仕の分野で、より良きことをするために基金を作ろう」と呼びかけられ、ロータリー財団が始まりました。
2017年、創立100年を迎えることを踏まえて、RIの財団管理委員会は、財団が奉仕の第2世紀に移行するための計画「未来の夢計画」を立てました。
この100年に及ばんとする期間、ロータリー財団は全世界のロータリアンから莫大な寄付を受け、「世界で良いことをしよう」の旗印のもと大きな発展を遂げてきました。
1965年から2000年の35年間で1万件のマッチング・グラントが、2000年から2004年の4年間で次の1万件、2004年から2008年で更に1万件のマッチング・グラントが授与されました。財団の本部職員は山積にされたマッチング・グラントの書類に翻弄される毎日でした。RIの理事会と財団の管理委員会は、財団のプログラムをできる限り簡素化するための対策を講じる必要があると感じ、大きな成果と長期的な持続が望めるプロジェクトを目指して、2005年2月に「未来の夢計画」を開始したのです。

2010年より世界の100地区がパイロット地区に選ばれ、未来の夢計画がスタートいたしましたが、この未来の夢計画は、今迄の補助金を廃止し、新しい補助金構成に致しました。
補助金は大きく分けて2つの補助金になります。
新地区補助金とグローバル補助金の2つになります。
2780地区では、後藤ガバナー年度のときに未来の夢計画準備委員会ができ、現在、地区の財団副委員長であり、補助金委員会委員長の山田雅孝委員長の指導のもと、地区やクラブに多くの情報がもたらされてきましたが、いよいよ、2013~14年度(相澤ガバナー年度)から、この新しい補助金制度を導入し、実施しなければなりません。
2780地区の未来の夢計画委員会では、新しい制度での補助金構成を次のように考えました。
ロータリアンの皆様より寄付された年次寄付と恒久基金の利息の合計額が財団の活動資金になります。この合計額を地区財団活動資金(DDF)と国際財団活動資金(WF)とで50%の割合でシエアーいたします。地区財団活動資金(DDF)としてシエアーいたしました資金を、新地区補助金(DG)とグローバル補助金(GG)とで50%の割合でシエアー致します。
具体的な金額で申し上げますと、後藤年度の寄付金が相澤年度の活動資金になりますので、後藤年度の年次寄付が389,416ドル、この50%と恒久基金の収益金を合わせて約219,428ドルが地区財団活動資金(DDF)になります。
この金額を新地区補助金(DG)とグローバル補助金(GG)で50%の割合でシエアーいたしますので各々109,714ドルが活動資金となります。
新地区補助金(DG)の109,714ドルの配分方法は、この内約7万ドルが各クラブに、3万3000ドルが地区直轄事業に配分されます。
各クラブに配分されます7万ドルは、各クラブをブロックに分けてブロックに配分されます。
第1グループ・第2グループ・第3グループに所属するクラブをAブロック
第4グループ・第5グループ・第6グループに所属するクラブをBブロック
第7グループ・第8グループ・第9グループに所属するクラブをCブロックに分けます。
夫々のブロックに配分されます新地区補助金(DG)は
Aブロックに22,100ドル
Bブロックに26,400ドル
Cブロックに21,500ドルが配分されます。

クラブ会報・IT委員会 2012年 11月 13日 火曜日 | | 例会