第2724回 例会 「感話」
担当:壽永純昭君
左胸のロータリーバッチの意義を考えた事がありますか?
「私はあなたの信頼に足る人間です」と言う標識です。日本国中、全世界のロータリーの例会に出席できるのです。「入会」は一枚目のドアーを開けただけです。この先ドアーは何十枚、何百枚も用意されています。ただしドアーを開けて前に進むのは会員しだいです。RIや地区は金太郎飴的なクラブを世界中につくりたいのではありません。伝統と個性あるクラブも認められています。昨年の規定審議会でも大巾なクラブの自由が認められました。
ある例え話をします。野球観戦のタダ切符をもらって外野席から観戦。だんだんおもしろくなって内野席。ダッグアウト裏から次々興味がわいて内野を守る選手になってしまいました。観戦して野次を色々飛ばしていた自分がグランドに立って野次を聞いたら腹が立ってきた。両者の気持ちが理解出来ました。クラブと地区もそうなのです。金魚鉢の内の金魚とその鉢をながめる人の関係です。自分のクラブ内でロータリーを楽しむだけでいいのでしょうか?野次を飛ばすだけでいいのですか?もっと多くの他クラブを知ってみる勇気と興味はありませんか?ロータリーゲームを楽しみませんか!
RIも財団も地区もこれからどんどん大きな変化をします。今までの固定概念ではロータリーを理解出来なくなります。「不変」変わらない事を伝統を否定するつもりはありません。井の中の蛙、大海を知らず!の例えの様に、あなた自身が動き飛び廻って変えるのです。メンバー一人一人が「if」もし自分が会長だったら、委員長だったら、ガバナーだったらと言う目(視)線で日々のクラブに出席してみてください。それでもクラブは変わります。
地区に出向してすぐ、ある先輩に苦言を頂きました。.おい壽永、ロータリーは待っていても何もしてくれんぞ!おまえがロータリーを通して街に人々に何を与えられるかを考えなさい!”でした。今でも忘れません。
厚木RCを離陸して、今は国連と言う大空を舞っている女性がいます。中満泉さんです。早大卒後、厚木RCの国際親善奨学生(1987年)として米国へ、緒方貞子国連難民高等弁務官の助手として世界を巡っていられました。11月27日に丸ノ内のキッテでロータリー財団100周年記念で講演されるそうです。
「入りて学び 出て奉仕せよ」 有難うございました。