第3107回 例会「米山梅吉物語」

担当:鈴木茂男君
講師:ベンチャー落語家 参遊亭遊助 豆生田信一様

 

 参遊亭遊助です。3月11日に創作落語「米山梅吉物語」を聴いていただきました。ロータリアンでもない私が、なんで米山梅吉翁の落語なんだと思われるでしょう。私は、ベンチャー落語家として活動を始めて、あちらこちらのロータリークラブの卓話に呼ばれてきたんです。そうすると必ず聞こえてくるのが、「米山奨学生」「米山財団」という言葉でした。で、米山さんて誰?とロータリアンに尋ねると「う?ん、昔のロータリーの偉い人」という頼りないお答え。で、調べてみたら、これがまぁ、すごい偉人ですよ!しかもこの人が日本のロータリークラブを立ち上げたんじゃぁありませんか。これは、私が落語にして、ロータリアンの皆さんに広く知っていただいた方がいいんじゃないかと思ったわけです。

 梅吉翁の何が凄いって、長男、次男を若くして亡くしてるんです。それでも、記念に亡き子息の母校や故郷に多額の寄贈をしているんです。皆さんできます?私、できない!
そして、当時感染力が強いと言われていた癩の患者に膝詰めで話を聴いているんです。皆さんできます?私、できない!

 ビジネスパーソンとしても三井銀行常務取締役、三井信託初代社長、三井報恩会初代理事長を歴任してますし、貴族院勅選議員にも選ばれているんです。そんな梅吉翁の精神を引き継いできたのがロータリークラブですよね。私は、この梅吉翁のことを日本中のロータリアンに知って頂こうと日々活動しているのです。すでに20ヶ所でご披露、そして12ヶ所の予約を頂いてます。これからもどんどん拡がっていくといいなと思っております。

 

クラブ会報・IT委員会 2025年 3月 11日 火曜日 | | 例会