第2641回 例会 「世界理解月間」

担当:国際奉仕委員長 吉岡 敏君
講師:RI第2780地区国際奉仕委員長 成田 清様


国際奉仕活動
 渡辺年度、国際奉仕活動として難民支援に光を当てようと、昨年7月26日のセミナーでは難民支援協会の田中さんをお招きし、現在の日本の難民支援の情況のお話を伺いましたが、当日お集まりの約130名の各クラブの会長・幹事さん達は一様に、日本の現況のひどさに驚かされた事だったでしょう。このセミナーを通して、我が国がいかに難民の人達に門を閉ざし続けているか、お集まりの人達に理解していただいた事と存じます。今年度国際ロータリー会長、C.K.ホァンさんは、「光を灯そう恵まれない人達に」と世界のロータリアンに問いかけました。

 神奈川湘南ロータリーの森さんを中心に、難民支援協会の要請を受け、特に女性を対象とした職業斡旋の調査を着々と進めております。
 国際奉仕活動と言うと、外国へ出かけて行って活動すると従来考えられておりましたが、日本に居ても国際奉仕活動ができると言う事で、皆様に御紹介しました。

 2007年私がクラブ会長だった時、平塚の横内団地には数多くの外国籍の家族が住んで居りました。学校に通っている子供達はどんどん日本語を憶えますが、両親は特におかあさん達はなかなか日本語、特に漢字は理解できなく、当時団地の中に国連部と言う組織があり、活動していましたが、夕方7時頃日本の大学生達がボランティアで彼らに日本語を指導している事を聞き、何度もそこへ通った事を思い出します。彼等に何かを支援しようと考え、日曜日に我がクラブ会員との合同ボーリング大会や、博物館見学等の企画を立て、早く日本の社会に解け込む事を願い、交流会を持ちました。
 彼等の中には有能な人も居り、自分で家を建て引越していく人も居ると聞いて、心がなごむ思いをした事を想い出します。

 2000年の春、平塚西ロータリーの3人で最初に訪れたネパールのヴィドゥールという町、電気もないので昼間というのに部屋の中は暗く、窓はただ板がはめ込まれているだけ、約10人の村人達が集まり、我々にぜひ学校を建てて欲しいという願いが、元米山奨学生プラタナン・ラデッシュ氏の通訳で伝えられましたが、顔を見ているだけで何を言っているか察しがつきました。彼等の思いが顔や肌を通して我々に訴えかけてくる迫力には、力強く訴える物がありました。お互い人間同志、言葉は通じなくとも心は通じ合うという事です。

 日本人を見たのは初めてという人達でしたが、対日感情は非常に良く、学校建設の話もとんとん拍子で進んだ事を思い出します。

国際奉仕活動は、このようにいろいろな角度から進める事ができます。

「どのような奉仕活動を行おうと、一番豊かになるのはあなた自身の人生です。」


クラブ会報・IT委員会 2015年 2月 03日 火曜日 | | 例会