第2685回 例会 卓話「公共イメージと認知度の向上」
担当:クラブ研修リーダー 山本 淳一君
戦略計画を説明する以前にロータリアンにご理解をいただかなければならないものとして決議23-34がありますので概略をお伝えします。
ロータリーは、基本的には、一つの人生哲学であり、それは利己的な欲求と義務およびこれに伴う他人のために奉仕したいという感情とのあいだに常に存在する矛盾を和らげようとするものである。この哲学は奉仕-「超我の奉仕」-の哲学であり、「最もよく奉仕する者、最も多く報いられる」という実践理論の原則に基づくものである。
ロータリーとは単なる心構えのことを言うのではなく、また、ロータリーの哲学も単に主観的なものであってはならず、それを客観的な行動に表さなければならない。そして、ロータリアン個人もロータリークラブも、奉仕の理論を実践に移さなければならない。
決議23-34はロータリー活動全般に関する根源的な指針となるものであります。この決議は1926年のデンバー大会において、タイトルが「社会奉仕に関するロータリーの方針」と変更(26-6)され、以後の国際大会でも少しずつ修正(26-6、36-15、51-9、66-49)が加えられ、現在のロータリーの社会奉仕に対する方針となったのです。修正が加えられた決議23-34、すなわち、社会奉仕に関するロータリーの方針については8.2小節で説明を加えております。